赤い服の少女

憎しみと妬みと嫉妬を糧に

その女の子は成長するのです。

心はますます卑屈になり

曇りきって真実など見えるはずもないのです。

自分という荒みきったフィルターで映される世界は

美しいわけがないのです。

そんな彼女は悲しむことが大好きなのです。

可愛そうな自分が愛しいのです。

現実世界から気付かれずにひっそりとそんな少女を心に飼う。

悲しくなったとき、まっさきにその少女は私の心の中で声をあげて泣いております。

誰かその少女を殺してあげてください。

私共々殺って頂いて結構です。

モンスターさん、キャンディー片手に早く首をとって。