秋到来
すっかり涼しくなった。
朝晩寒い。朝、寒くて目が覚める。
そのうち空気はいよいよ冷たくなり、呼吸が気持ちよくなるだろう。
楽しみ。私はこの季節がとても好きだ。
でも、同時になぜか心細くなる。
寒くなっていくから、暖かい何かが欲しくなる。
そのせいか、誰か恋しい人が欲しい。
私には好きな人がいるが、彼には当分会うことができないし(二度と会えないかも)
私が好きになったところで結ばれるはずがないことは明らかなので、
憧れの存在なのです。
彼との思い出は暖かいけれど、いつまでもそれにすがっていても仕様がない。
だから、新たな恋しい人が欲しいと思うことがある。
街に出ると、仲睦まじいカップルはたくさんいて、
やはりうらやましくなる。
純粋な恋愛っていうものは幻らしいが、私はいつまでもそれにあこがれてしまう。
今まで散々嫌な目に会ってきたから、それがどれほど夢物語であるかはわかっているが、
だからこそ余計にあこがれてしまうんだろうな。
こんなだから、私はいつも男に騙されてしまう。