たったひとりの反乱 「ヘドロの干潟をよみがえらせろ」
NHK午後10:00〜10:48
 東京湾最奥部に、渡り鳥の楽園・谷津干潟がある。国設鳥獣保護区ラムサール条約湿地の約40ヘクタールの干潟だ。かつて大量のゴミがあふれ、市の方針、住民の要請により、埋め立てが決まっていた。その計画を覆したのは、新聞配達員・森田三郎だった。再生不能といわれた干潟で、ヘドロにまみれ一人でゴミを拾い続けた。10年にわたる奮闘は、世論を動かし埋め立て方針を撤回させた。なにが男の気持ちを駆り立てたのか?

この番組初見。題名がいいね。OPの雰囲気から、なんとなくプロジェクトXみたいなノリなのかな、と思った。
ん〜すごく感動した。森田さんすごい、すごすぎる。4年間も独りでゴミひろうなんて。ってか悪臭ひどすぎヘドロまみれとか、もうゴミってレベルじゃないよね。孤独と、ヘドロの匂いと、誰にもわかってもらえない苦しさに負けずにゴミ広いを続けるってそう簡単に出来ることじゃない。幼い頃の想い出ってやっぱ人にとってものすごく重要なんだなぁ。
袴田吉彦の演技もよかった。でも、いつの間にか歳とってたのね。

心から感動したんだけど、感動したって言葉が安っぽすぎてしっくりこない。なにか他に合う言葉はないものか。ボキャ貧です。卒論でもそれを注意されました。やはり本読まない子ってだめね。

この番組のあとに5分くらいでやってた、あの人に合いたい―司馬遼太郎―って感じの番組も見たんだけど、
司馬遼太郎の言葉に「日本人はいつからこんなに馬鹿になってしまったのか」っていうのがあった。
私はいつもこのような類の言葉を聞く度に、もののけ姫でおっことぬし様が猪たちをさして言っていた
「みんな小さく馬鹿になりつつある」って言葉を思い出す。
人間もそうなのかな。脳みそがどんどん小さくなって馬鹿になっていく。
でも、きっと世の中の大半がそうなれば、自ずと頭の良いものが出てくるんでしょう。
きっと世の中のなにもかもがそのように悪くなれば良くなり、良くなれば悪くなるのだと思う。
無限ループみたいに。