ないものねだりのおばけ
1月にやっと恋人ができた。数回しか会ったことなかったし、深く話をしたこともなかった。なんせ、二人きりで会ったこともなかった。けれど、私はずーっと存在を気にしてはいた。酔っ払った勢いもあってか、私から告白した。ずいぶんたいそれたことしてるなーと、頭の中のもう一人の自分も驚いていた。彼が僕でよかったらって言ってくれてよかったなあ。
恋人がいることによる心のゆとりを実感している。夜に独り寂しく寝ることもなくなって、ふと目を覚ました時に傍に温い素肌があることはこれ以上ないくらいに幸せだと思う。ありがたや。
ただ、そろそろその幸せのぬるま湯にただ浸かり続けているだけでは、のぼせてしまうなぁ。そろそろ。
わたしも素直にりんごを捧げたい
ジョバンニの手先や足先はモフモフしていて、とても暖かそうだなあ、と銀河鉄道の夜を見ながら思っていた。
触れたいな。ぎゅっと抱きしめたいな。
登場人物たちが動物として描かれていて、とてもいい。
あれが人間であったら、表情だけで何もかも伝わりすぎる。
動物の顔はそれとなく伝わる具合が丁度いい。
大きな猫と暮らしたいと思った。
猫より犬派だけれど、大きい犬では少し恐い。
一本の毛糸から再構築する これも私も
何かを書き出したくてブログを開いたはずなのに、いざ書こうとした時には、それがなんなのかわからなくなっている。なんの意味もない、ちっぽけなつぶやきであったであろうことは言うまでもないのだけれど、吐き出してみれば何か大切なものが隠れているかもしれないと願い、いつも日記を書いている。
失うといえるほど、私のものにはなっていないのに、まだ。
本当は欲しくない。欲しいけれど、それじゃないこれじゃないと、嘆いて本当に欲しいものなんて、全くわからない。
はじめから何も求められてなどいないはず
今日の朝は、いつもの電車にいつも乗っているあの人はいなかった。少し寂しい。やはりまだ風邪で少し辛い。時間はダルダルとあっという間に過ぎて、気付けば仕事が終わらなかった。仕事の所用があったので、出かけて直帰。帰りにネックウォーマーを編む為の毛糸を選びに行こうと思ったが、お金がないのでやめた。仕事用のカレンダーを買った。二ヶ月分みれるやつ。これ絶対便利なはず。あと、一日一ページの手帳もほしかったが、いかんせん高い。3,000円以上。どうせ仕事専用なんだから、経費で買ってくれないのかしら。
帰りの電車で隣のおばさんのよくわからない行動が不快だったので、ついがんをつけてしまった。そしたら、おもいっきりがんつけかえされた。あまりの迫力に一瞬たじろいだ。なにやってんだ私は。最近瞬間的な怒りを我慢できないことが多い。自分でも変だし気持ち悪いと思う。